Rubyとは

手軽さと高機能さを併せ持つ国産のオブジェクト指向スクリプト言語です。

Rubyは国(IPA 独立行政法人情報処理推進機構)が進めるプロジェクトにおいて、すでにJIS規格に制定されている。さらに、Rubyの国際標準化へ向けて進行中(弊社も本プロジェクトに協力しています)。Rubyを国際標準規格により、複数のRuby実装の間での互換性が向上し、政府調達においても採用し易くなることが期待されます。Rubyアソシエーションによる、Rubyの技術者及び技術力のある企業を適切に評価する認定制度「Ruby技術者」、「Rubyアソシエーション認定システムインテグレータ」も実施されています。

 

 

 

 

 

Rubyで書かれているオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。
その生産性の高さ故に2005年頃からアメリカで大規模なコンシューマ向けWebアプリケーションで活用され始め、瞬く間に世界的に拡がったWebアプリケーションのフレームワークです。また、業務システム分野でもWebブラウザを使用したシステムが一般化した状況を受け、社内システムや基幹システムでの活用も浸透しています。Ruby on RailsはRubyはオブジェクト指向スクリプト言語により構築されているため、企業でのRuby on Railsの活用においてはRubyの理解も不可欠と言えます。

プロダクト紹介

項目 内容
ベスト運用例 特に限定はしないが、OSのパッケージでサポートされているRuby及びRuby on Rails版を使えば、運用がし易いと考えられます
比較
<Ruby>
エディション間 エディション <ruby1.8> <ruby1.9> <Jruby> -
特徴 現在最も普及したバージョン 高速化等を目的とした次期安定板 Rubyインタプリタのjavaによる実装
備考 多くのライブラリを持つ 多くの場面で1.8系より高速な処理が可能 Javaのライブラリを呼び出せる
Ruby on Railsが利用可能
同類ソフトウェア間 名称 <Ruby> <Perl> <Python> <PHP>
特徴 日本発オブジェクト指向スクリプト言語 多くのユーザを持つスクリプト言語 オブジェクト指向スクリプト言語 Webアプリケーション構築で広く普及しているスクリプト言語
備考 テキスト処理の能力にすぐれ、シンプルな文法でわかりやすいコードを書き易い 多くのLinux処理系でインストール済みライブラリが多い 読みやすいコードが書ける 規模の大きなアプリケーションを作りやすい 日本語ドキュメントが他の言語より少ない 初心者でも比較的習得が容易と言われるが、このためセキュリティ面の問題が発生する事もある
比較
<Ruby on Rails>
[参照]
http://rubyonrails.org/
同類ソフトウェア間 名称 <Ruby on Rails> <CakePHP>
特徴 2004年に発表されてから多くのwebアプリケーションフレームワークに影響を与えたRubyで書かれたフレームワーク 最も多くのwebアプリケーションで導入されているPHPフレームワーク
備考 「同じ事を繰り返さない」「設定より規約」の理念により様々な省力化を可能とした、フルスタックのフレームワーク小規模から大規模まで、様々な規模のwebアプリケーション開発が可能 スタートアップが簡単でプログラマのレベルによらず利用しやすい事を目標とする
構造がフラットなので中・小規模向け
実績 導入数(販売数) Rubyは海外で100万人以上のプログラマに利用されていると言われている
主な導入企業、サイト twitter、Groupon、楽天、ニフティ、食べログ、クックパッドなど多数
コミュニティ 名称 <Ruby>
  様々なコミュニティ活動が存在する
  [参照] http://www.ruby-lang.org/ja/community/
<Ruby on Rails>
  Rails Core Team
URL <Ruby>
  http://www.ruby-lang.org/
<Ruby on Rails>
  http://rubyonrails.org/
言語 <Ruby>
  日本語及び英語による様々な活動が活発でメーリングリストも多数存在する
  [参照] http://www.ruby-lang.org/ja/community/
  http://www.ruby-lang.org/ja/community/mailing-lists/
<Ruby on Rails>
  英語
活発度 立ち上げ日 <Ruby>
  1995年12月にfj上に公開され、徐々にコミュニティが作られてきた
<Ruby on Rails>
  2004年7月 最初のバージョン公開され、その後Rails Core Teamが作られた
最終更新日、更新頻度 Ruby、Ruby on Rails共にメーリングリストでの情報交換を含め日々極めて活発に情報交換されている