フジテレビの第3者委員会の報告書は、中居氏による女性への性暴力を認定するとともに、過去にもあった「重要な類似事案」として、中嶋プロデューサーなどが関わった２件の飲み会についても、報告があった。
このなかに、文春が報じたフジの女子アナがme too告発した上納飲み会で裸で手招きした中居以外の大物の大きなヒントがあった。
第3者委員会が調査した2件の類似上納飲み会とは？
１件目は２０２１年に行われたグランドハイアットのスイートルームでの飲み会。
時期的に、仮名水谷愛子さんが上納された飲み会ではないかと思われる。
参加者は、中居氏のほか、タレントＵ氏、女性アナウンサーらとされている。
文春での報道内容とほぼ同じ内容の調査結果だが、
女性アナウンサー２人を意図的に「置き去り」にし、部屋には中居氏とタレントＵ氏の計４人が残った。そして、女性アナが中居氏と２人きりになる時間帯が発生し、女性アナは中居氏に膝や肩、鎖骨付近を触られたという。
なおこのの支払、約３８万円は、番組のロケ等施設使用料名目で、フジテレビから支払いを受けていることから、このような接待が会社がらみだったと考えられる。
２件目は１０年以上前。
元幹部からある女性社員に「有力な番組出演者と会食をしてほしい」と依頼があったという。この女性社員が指定された店へ行くと、男性３～４人がいたが、この後、女性社員は出演者と２人きりにさせられ、別の店へ移動。そこで、出演者が突然、ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出したという。
１件目のタレントＵ氏、２件目の「有力な番組出演者」は、第3者委員会のヒアリングに応じていない。
2件目は、最近起訴されたジャンポケ斎藤の行った性加害を思い出す下半身露出による性加害。
水谷愛子さんの告発以来、裸で手招きが誰かは話題で、SNSでは、「まああの人だろう」「とうとうでたね」など書き込まれており、今までの経緯から、中嶋プロデューサーがいつもつるむ上納飲み会が中居氏ともう一人がお決まりの松本人志だから、そうだろうといわれてきた。
実際、報告書を見てみよう。
フジ第3者委員会 裸で手招きした男のホテル飲み会の報告書
重要な類似案①
スイートルーム飲み会が開催された経緯
2021年7月から8月編成幹部は部下であるI.J氏二人と企画番組の打ち合わせのためCX（フジテレビ）で有力なタレント中居と松本と食事会をした。
松本から「最近仕事にモチベーションを感じられなくなった」といわれた。
コロナであまり飲み会などがないから、楽しい飲み会をしたいというので、モチベーションを上げたいと編成局幹部が飲み会を開催したことがある。
（2021年7月から8月といえば水谷さんの事件の頃）
また、グランドハイアットは松本氏が全国で上納飲み会していたのもグランドハイアットであるため、グランドハイアットの飲み会というと、まず松本人志。
当時はコロナ下で飲食店で開催するといけないから、松本から中嶋にスイートルーム飲み会の提案があったという。
つまりホテル飲み会依頼したのは松本だった。
当委員会は、
「外資系Aでのホテルでの飲み会で、松本、中井、中嶋3名が、松本と中居と女性2名がスイートルームに残る状況を計画的に作り、実行した可能性がある」
という事で調査を行った。
そこで第3者委員会は、ヒアリング調査を松本人志に依頼すると、松本の弁護士から
スイートルーム飲み会の件でヒアリング受けた事案がCXに伝わると情報漏洩のリスクがあるから、松本と特定する場合は当委員会が責任を負うむねを保証してほしいといわれた。
匿名記載でプライバシーは守るが、ネットなどで何らかの形で伝わるなどに関して、当委員会は保証はできない旨を伝えたところ、ヒアリングに応じないと返答があり、調査協力を得られなかった。
この報告書から、類似ケースというのが、水谷愛子さんのスイートルーム飲み会の可能性が時期の一致から疑われる。
そうなると、中居ともうひとり、そこにいた大物、つまり裸で手招きした人は・・
松本人志となる。
第3者委員会の発表で一切触れなかった9000万円の示談金はなぜ？
今回お金のことで出たのは、渡邊渚が入院費用を払ってほしいと中居に頼んだが、中居は贈与税の対象にならない100万円を中嶋プロデューサーにもっていかせた。
渡邊渚は、弁護士も通したきちんとした方法で、入院費や治療費を請求したいと主張したが最後まで中居氏は、公にせずに見舞金か、快気祝いの名目で出そうとした。
結果、これを受け取らなかったのだが、今回二人の間での金銭のやり取りの話題はこの件だけで、9000万円について一切触れていない。
そこが不自然だといわれているが、中居氏が守秘義務を解かずに守っている秘密の一つがこの9000万円に関わることだからではないかといわれる。
渡邊渚も9000万ももらっていないし、この件についてだれにも話してもいないと後日語っている。
一説には、9000万中居は出したが、そこから1000万以上が弁護士費用で払われているので、渡邊渚には実際9000万は言っていないからでは？という説もあるが、この9000万は最初にじょせいせぶんが報じた金額で、出どころは不明。
ただその少し後に、元フジのアナウンサーでフジの内部暴露をした長谷川豊氏は、9000万円という取引があったのは事実で、それをリークしたのは、これを知ってる7人の誰か、つまりフジの幹部の誰かだとホリエモンとの対談で話していたので、9000万自体は、やはりあったのかもしれない。
中居正広は第3者委員会に守秘義務を解かずに真実を話さない
中居正広は芸能界引退宣言の時、悪いのは自分だから、今後調査には協力していくと話していました。
ところがいざとなると、守秘義務を解かないという調査に協力をしていない結果になりました。
渡邊渚は、守秘義務を解くことに同意したもの中居が同意しなかったため、多くの謎を残したまま、それでもかなり調査結果としてはよく調べたと評価されています。
特に消された中嶋プロデューサーと中居、犬塚弁護士とのやりとりのメールやラインを復元し、重要な証拠をたくさん見つけました。
事件の頃も、中居の指示で、メールを消していましたが、今年に入ってからもかなりのメールを中嶋氏は削除していました。
ラインに関しては一部復元ができないものもあったようですが、重要なやり取りから、中居氏達が、いかにこの事件を軽く見ていたか、女性を軽く見ていたかがわかり、改めて、悪質度の高さが世間に認知されました。
松本人志性加害裁判も、3人のいつもの上納飲み会だったと思われる
1年前に松本人志がグランドハイアットで性加害にあったa子さんからの訴えの裁判はもつれたあまり、最終的には松本側からなかったことにしました。
今思えば、あの時に一緒にいたのが中居正広であることは中居の弁護士も認めています。
つまりいつもの、中居・松本・中嶋プロデューサーによる、いつものスイートルーム飲み会の一部だったという事でしょう。
裸手招き大物タレントが松本人志であるといわれる理由
一つ目の理由は上で上げた類似のケースには松本がいて、そのケースはおそらく時期的に水谷愛子さんの告発した飲み会と一致することから、あの時手招きしたのは松本ではと思われます。
二つ目の理由は、今回、第3者委員会が松本人志がスイートルーム飲み会にいたことが発表されました。
そしてその数時間前に、ダウンタウンは大阪万博のアンバサダーを降りました。
このタイミングでの降板が、数時間後に松本人志の性加害が公になることを見越しての判断だったのではといわれています。
特に裸の手招きというのはあまりにインパクトのある話で、それが松本人志だろうと予想される証拠を出されるのがわかった時点で、アンバサダーは絶対にまずいはずです。
そこで緊急に降りたのではないかといわれます。
中居正広とフジテレビ問題 まとめ
最終的に第3者委員会は、こういったことはフジテレビだけのことではなく芸能界は他局に関しても、起こりうることで、全体がただしていかなければならない課題であるとしました。
まさにその通りだと思います。
守秘義務に阻まれ、絞り切れなかったことはありましたが、渡邊渚さんも、第3者委員会の人に敬意をしますと話していました。
男性主導の体質を指摘していましたが、男尊女卑の日本の古い文化がこうしてまだ生きているのは残念です。
根源にあるのは、女性に対する男性の見下した心です。
新しい課題も見つかった今回の調査報告でした。
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