エルメスの商品は、アフターケアはしっかりしており、修理しながら長く使うバッグです。
ただし、物によっては、部品がもうないので修理ができない・・となったときに、なんと、それまで長く使っていてもまるまる返金されて返品が可能です。

修理はキーホルダーのような小物から、バッグ、アクセサリーまで、修理が可能です。
気になるお値段・・
パリに住む中村江里子さんが、インスタで、長年使ったケリーの修理の報告をしていたので、パリでの修理価格など紹介します。
また国内でバーキン修理した人の話も・・
パリでケリーバッグを修理した修理代は?
修理と言っても、どこまで直すのかで金額は大きく変わるため、見積もりを出してもらいます。
中村江里子さんの場合はフランスに住んでいるので、フランス価格のため、日本で修理出すことを考えるとかなり安いと思いますが、それでも、フルに直すには予算が厳しく、マキアージュ(化粧)という方法で、見た目をかなり改善する方法を取られました。
革ごと直したら、とんでもない価格になると思います。
30年愛用したケリーだそうです。


かなり剥げているうえ色も全体に落ちた感じです。
20代前半に買ってるので色は赤系で若々しいですが、50歳超えても、全然嫌味のない赤がエルメスですね!
ちなみにエルメスのバッグは汗をかくと服に色落ちします。
何回か経験がありますが、そういうわけで、使ってると色が落ちていくようです。
紐・鍵のカバー 190ユーロ
マキアージュ 305ユーロ
という事でトータル8万円ぐらいで、かなりきれいに復活しました。
型崩れしたバーキンの修理

こちらは日本で直した友人の例ですが、型崩れがかなりあるバーキンを修理に出したケースですが、修理費20万円で、引き取りに行くのを迷ったと笑っていましたが、修理に20万・・
それでもバーキンの本体価格を考えたら、長く使いたいし、仕方ない出費でしょうか。
他のエルメスの修理の例 ネックレス・キーケース
キーケースの革にシミがついたのを修理に出した時、結局シミは全く落ちなかったのですが、日本で3万円ぐらい10年前にかかりました。
またゴールドのネックレスに小さいダイヤが5つぐらいついたものの、ダイヤが1個取れてなくなったのを修理に出したところ、5万円ぐらいでした。
このネックレスは結婚して最初のお誕生日に主人がプレゼントしてくれたものでした。
思い出深いものだったので、お金がかかっても修理出来てうれしかった。
エルメスは、思い出が伴うものである場合も多いので、直しながら長く使えるのは本当にうれしいですね。
エルメスは修理パーツがない場合は返品で返金される
以前革のリュックの金具がすぐはずれるまま1年以上、ほぼ毎日使っていて、さすがに金具がおかしいと修理にもっていくと、金具自体の不具合が解ったのですが、フランスの方で金具がないため修理不可という事になり、買った時の金額のまま返金され驚きました。
またコートについてるフックの金属に不具合があったときも同様に、返品、全額返金となりました。
この辺りは太っ腹で、使用していても買った金額がかえってきました。
ここで気づくのは、エルメスは金属部分が若干ウイークかもしれません。
中村江里子さんに学ぶエルメスとの付き合い
中村江里子さんは、元フジテレビのアナウンサーで、フランス人と結婚し、ずっとフランスで暮らしていらっしゃいます。
いわゆる、日本人同士の結婚で、フランスに住んでるだけの、結局日本人社会で暮らしてる日本人ではなく、完全にフランス人の中で暮らしてるため、フランス人らしい価値観で暮らしてらっしゃいます。
アナウンサー時代は華やかで、家柄もお嬢様だったので、ブランド品を身につける先駆者的なところもあり、若干批判される時代もありましたが、そのころから今に至るまで同じエルメスのものを大切に使ってる様子が、よく紹介されます。
手帳カバーも、26年も使って、色も変わってきているけれど、良質の革は人の皮脂でますますきれいになったりするので、毎年レフィルだけ更新して使ってらっしゃいます。

エルメスは憧れですが、こういう長い付き合いをするエルメスとの出会いに憧れます。
もったいないからクローゼットにしまっていては、もっともったいない。
直しながら、いつもそばで愛用していける、そして、子供にも引き継いでいけるから、みんな憧れるし、値段もそれなりになってしまうのかもしれません。
一生そばに置いて使い続けるエルメスの何かと出会えるといいですね。